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初心者向けBuhoCleanerガイド:安全にMacの空き容量を増やす

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初心者向けBuhoCleanerガイド

Macの容量不足、手動での整理もいよいよ限界…。そんな経験はありませんか?以前の記事では地道に空き容量を確保する15のテクニックをご紹介しましたが、今回はさらに一歩進んだ「ツールを使った解決策」です。初心者でも迷わず安全に使える「BuhoCleaner」を徹底検証しました。手動整理とツール活用、この二段構えでMacの悩みを根本から解消しましょう!

なぜMacにクリーナーソフトが必要か

Macを日常的に使っていると、自分では気づかないうちにキャッシュやログといった「見えないゴミ」がどんどん溜まっていきます。これらが何十GBもの容量を圧迫し、「ビーチボール」が頻繁に回るような動作の遅延やフリーズの原因となります。

もちろん、手動で不要なファイルを削除することも可能ですが、どこに何があるかを探し出すのは非常に手間がかかります。特に、アプリをゴミ箱に入れただけでは設定ファイルなどの「関連ファイル」がMac内に残り続け、完全には容量を取り戻せません。

そこで役立つのが専用のクリーナーソフトです。ワンクリックでMac全体をスキャンし、こうした手動では見つけにくい不要データを自動で洗い出してくれます。初心者でも安全かつ効率的に一括削除できるため、時間と労力をかけずにMacをクリーンアップできます。単なるファイル削除だけでなく、システムの最適化も行えるため、Macを常に快適な状態に保つための強力な味方となるのです。

BuhoCleanerとは?

BuhoCleanerはMacの不要ファイルを削除して空き容量を確保し、パフォーマンスを向上させるためのクリーナーアプリです。最新のmacOSやAppleシリコン(M1〜M4)に完全対応。ワンクリックで数ギガバイトの不要データを高速に検出し、アプリの完全アンインストールや大容量ファイルの整理など、メンテナンスに必要な機能が一つにまとまっています。

  • 役割:不要データの一括整理、大容量/重複の可視化と削除、アプリの完全アンインストール起動項目の見直し、ツールキットによるスポット整備など、日常の“詰まり”を取る基本機能を1本で横断できるMacメンテナンスアプリです。
  • 対応環境: 最新のmacOSを含む、幅広いバージョンに対応。Intel/Appleシリコン(M1〜M4)の両方でネイティブ動作します。
  • 入手:公式サイトからダウンロード。
     → 公式:https://www.drbuho.com/jp/buhocleaner

体験版について: 削除量に制限があるトライアルが提供されています(完全版の価格は時期・セールで変動しますので必ず購入前に公式で確認してください)。

導入手順(インストールと初期確認)

  1. 公式サイトから .dmg をダウンロード→開く。
  2. アプリアイコンを [Applications(アプリケーション)] にドラッグ&ドロップ。
  3. 初回起動時にGatekeeperの確認が出たら [開く] をクリック。
  4. 【重要】フルディスクアクセスの許可
    • 初回起動時、またはスキャン実行時に「フルディスクアクセスが必要です」という案内が表示されます。これはBuhoCleanerがMac内の不要ファイルを安全にスキャンするために不可欠な、macOSのセキュリティ手順です。
    • 画面の指示に従い[設定を開く]をクリックすると、「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「フルディスクアクセス」の画面が自動で開きます。
    • 左下の鍵アイコンをクリックしてパスワードでロックを解除し、リスト内の「BuhoCleaner」のスイッチをON(青色)にしてください。
    • (もしリストにない場合は、アプリケーションフォルダからBuhoCleanerのアイコンをこの画面にドラッグ&ドロップして追加します)
  5. 動作確認
    • 設定後、BuhoCleanerに戻り[クイックスキャン]を実行します。システムファイルなどが正しくスキャンされることを確認できれば、初期設定は完了です。

失敗しない使い方:6ステップ

BuhoCleanerには様々なクリーニング機能がありますが、ここでは主要な5つの機能+ツールキットについて、それぞれ何ができるのかと実際の使い方を解説します。初心者の方でも迷わないよう、画面キャプチャを交えながら手順を紹介します。

ステップ1:クイックスキャン(不要ファイルを一括削除)

BuhoCleanerの基本機能。ワンクリックでMac全体のシステムキャッシュやログなどを検出し、一括で削除できます。操作は「スキャン」して「削除」ボタンを押すだけと非常に簡単です。

  • 操作[クイックスキャン] → [スキャン] → カテゴリを展開してプレビュー → 不要だけチェック → [削除]
  • 主なカテゴリ(実機準拠)
    • パージ可能領域
    • Xcodeジャンク
    • システムログ
    • ディスクイメージ
    • ユーザキャッシュ
    • ユーザログ
    • ブラウザキャッシュ
    • システムキャッシュ
    • ゴミ箱(※初回は「アクセスを許可」リンクが出る場合あり)
    • ダウンロード
    • スクリーンショット
    • メール添付ファイル
  • 安全のコツ
    • ブラウザキャッシュ:ページ表示の一時ファイル。基本的には削除しない。
    • パージ可能領域:解放後、空き容量の反映に時間がかかる場合あり。
    • Xcodeジャンク:開発者以外は基本削除可。Xcode利用者は再インデックス等で一時的に重くなる可能性あり。
    • ディスクイメージ:古いインストーラ(.dmg 等)。再利用の予定がなければ削除。
    • ダウンロード/スクリーンショット/メール添付ファイル必要データが紛れていないかを目視確認。
    • ゴミ箱最終削除。中身を確認してから実行。

ステップ2:アプリの完全アンインストール

アプリ本体だけでなく、ゴミ箱に入れただけでは消えない設定ファイルなどの「残りカス」まで含めて、アプリを完全に削除する機能です。

  • 操作[アンインストーラ] → 不要アプリを選択 → アプリ本体+関連ファイルを一括削除
  • 背景: アプリ本体をゴミ箱へ移動するだけでは、設定ファイルなどの「残骸」が残りがちです。この機能を使えば、関連ファイルごと一括で完全削除できます。

補足:作業前にアプリを終了しておくと関連ファイルの検出が安定。

ステップ3:大容量ファイルの整理

動画や古いバックアップなど、ストレージを圧迫しているサイズの大きなファイルを簡単に見つけ出して削除できます。どのファイルが容量を食っているかの特定に役立ちます。

  • 操作[大容量ファイル] → [スキャン] → サイズ順で並べ替え → 古い .zip/.mov などから削除
  • 種別(左パネル)
    すべてのファイル/オーディオ/ビデオ/写真/ドキュメント/パッケージ/仮想マシンファイル/iOSデバイスのバックアップ/その他

コツ: 削除する前に、外付けHDDやクラウドストレージへの退避も検討しましょう。

初期しきい値:既定は50MB超。必要なら[設定]>[大容量ファイル]でしきい値を変更。

ステップ4:重複ファイルの検出・削除

写真や書類など、誤って複製してしまった同じファイルをスキャンしてリストアップし、無駄なコピーを削除して容量を節約できます。類似した写真の整理も可能です。

  • 操作[重複ファイル] → (+で対象フォルダ追加) → [スキャン] → 重複グループをプレビュー → 不要側だけ削除
  • タブ(上部)
    すべての項目/フォルダ/オーディオ/ビデオ/写真/ドキュメント/パッケージ/その他/類似

ヒント: [スマート選択]機能を使うと、各重複グループの片方を自動で選択してくれますが、最終確認は必ず自分の目で行いましょう。

ステップ5:起動項目の見直し(ログイン直後の重さを軽減)

Macの起動と同時に自動で立ち上がる不要なアプリを無効化し、起動時間を短縮します。

  • 操作[起動項目] →(スキャン)→ 「ログイン項目」「起動サービス」 を確認 → 不要はトグルOFF
  • 効果:常駐を減らし、起動直後の重さを抑制。周辺機器ツールや自動更新系は必要性を見極めて

Macのログイン直後の動作が軽くなります。アップデートチェッカーなど、必要性が低いものから見直しましょう。

ステップ6:ツールキット(原因の見える化+スポット整備)

  • ディスク容量分析 … 容量上位フォルダを特定→重点整理。※初回は「アクセスを許可」が必要な場合あり。
  • シュレッダー … 復元困難化して安全削除。
  • RAMを解放 … 一時的にメモリを空けたい時に。
  • Spotlightのインデックスを再作成 … 検索不調時の復旧。
  • DNSキャッシュをクリア … 接続・表示不具合の切り分けに。

ディスク容量分析

どのフォルダがどれだけ容量を使っているかを、視覚的に表示する機能です。容量を圧迫している原因が一目でわかり、整理の計画を立てやすくなります。

  • 操作 [ディスク容量分析]をクリック → [スキャン]ボタンを押す → 容量を大きく占めているフォルダから順に中身を点検 → 不要なファイルを整理します。
  • 使いどころ: 「どのフォルダが容量を圧迫しているのか」を視覚的に把握し、効率的に片付ける場所を見つけるのに役立ちます。

ディスク容量分析]の可視化ビュー。大きなブロックから順に中身を点検していくのがコツです」

シュレッダー … 復元困難化して安全削除

RAMを解放 … 一時的にメモリを空けたい時に

Spotlightのインデックスを再作成 … Spotlight検索不調時の復旧

DNSキャッシュをクリア … 接続・表示不具合の切り分けに

メニューバー常駐のシステムモニター(右上アイコン)

メニューバーのアイコンをクリックすると、状態確認用の小ウィンドウが開きます。表示される主な項目は以下のとおり。メニューバーからCPUやメモリの使用状況を監視し、ワンクリックでメモリを解放することも可能です。

CPU 負荷/CPU 温度/ファン 速度/RAM(◯ GB)/ネットワーク(上り・下り)/Macintosh HD(空き容量バー・ゴミ箱アイコン)/〔BuhoCleanerを開く〕/歯車(設定)

ダッシュボードとしての素早い把握メイン画面への導線と捉えるのがコツ。ゴミ箱操作は実行前に中身を確認

BuhoCleanerを選ぶ理由(初心者に向く点)

初心者でも直感的に使えるシンプルな操作性と、高速なスキャン・削除処理が最大の魅力です。ストレージ整理、アプリの完全アンインストール、システム最適化までこなすオールインワン仕様でありながら、手頃な価格の「買い切りライセンス」で提供されているため、コストパフォーマンスが非常に高い点も大きなメリットです。

  • 迷わない日本語UI:「スキャン → プレビュー → 削除」の最短導線。
  • 必要十分な機能が1本に集約クイックスキャン大容量/重複アンインストーラ起動項目ツールキット
  • 試してから判断:トライアルで操作感を確認→納得したら有料(完全版)へ。
  • 広い対応:最新macOS/Appleシリコンを含む。

注意点(安全運用のコツ)

無料体験版では削除できるデータ量に3GBの上限があるため、本格的な利用には製品版の購入が必要です。また、後発ソフトのため老舗のクリーナーアプリに比べると知名度が低く、ウイルススキャン機能や一部の専門的なクリーニング機能は搭載されていません。

  • セキュリティ製品ではない:役割は整理・最適化。マルウェア対策は別製品で。
  • 削除前の目視確認プレビューで中身を確認し、不要だけにチェック。
  • 価格は変動:購入前に公式の最新表示を確認。(キャンペーンあり)
  • バックアップ推奨:大規模整理の前に Time Machine 等で保全。

競合ソフトの選び分け(簡易比較・導入ハードルを明記)

Mac向けのクリーニングツールはBuhoCleaner以外にも多数存在します。中でも有名どころとして、MacPaw社のCleanMyMac Xや、アプリ削除専用のAppCleaner、老舗フリーソフトのOnyXなどが挙げられます。ここではそれらとBuhoCleanerを比較し、どのような違いがあるのかを見ていきます。

目的/製品BuhoCleanerCleanMyMac XAppCleanerOnyX
想定ユーザー初心者〜中級者機能を広く網羅したい人アンインストールだけ無料でやりたい人上級者向け(細かく調整)
主な役割クリーニング+整理の基本一式クリーニング+ユーティリティ群(“全部入り”傾向)関連ファイルごと削除に特化(無料)無料の多機能メンテ(項目が多い)
UIの分かりやすさシンプルで迷いにくい機能豊富で設定点多め非常に簡素項目が多く自己管理前提
価格感体験→買切/年額(変動)年額中心+買切(変動)無料無料
ひとこと初めての一本に向く“これ一つで”派向け無料でピンポイント自分で細部調整したいなら強力

月1メンテのチェックリスト(15分目安)

  1. クイックスキャン …… 5分[スキャン]→プレビュー→不要だけ→[削除])。
  2. 大容量ファイル …… 5分(サイズ順で古い .zip/.mov から)。
  3. 重複ファイル …… 3分書類/ダウンロード/デスクトップなど限定)。
  4. ツールキット>ディスク容量分析 …… 2分(上位フォルダを把握→次回の重点対象に)。

※時間が取れる日はディスク容量分析で肥大化したフォルダを把握するのもおすすめです。

過去記事との連携(手動→ツールの二段構え)

  • まずは手動の基本:macOSのストレージ最適化、不要アプリや古いファイルの整理、iCloud/外付けドライブ活用。
  • 次にBuhoCleaner残渣・見落としを一括検出→プレビューで確認しながら削除。

よくある質問(FAQ)

Q
削除後に戻せますか?
A

多くの操作ではファイルは一旦ゴミ箱に入るため、そこから復元可能です。とはいえ、重要なデータはTime Machineなどで事前にバックアップを取り、削除前のプレビュー確認を徹底しましょう。

Q
どの頻度で掃除すべきですか?
A

まずは月1回を推奨します。動画編集や写真現像など、一時ファイルが増えやすい作業をする方は2週間に1回程度行うと快適さを維持できます。

Q
家族で共有しているMacでの注意点は?
A

重複ファイル大容量ファイル]をスキャンする際は、他のユーザーのフォルダを含めないように注意しましょう。起動項目の変更は全ユーザーに影響する場合があるため、慎重に行ってください。

まとめ:日本語UIで迷わず、事故りにくい一本

BuhoCleanerは「手軽さ」「速度」「価格」の三拍子が揃ったMacクリーナーです。一度のスキャンでストレージ状況が大幅に改善されるため、特にMacの容量不足や動作の重さに悩む初心者の方におすすめします。

細かい操作が苦手な方でも、ワンクリックでプロ並みのメンテナンスが可能です。より多機能なソフトを求める方や無料にこだわる上級者には別の選択肢もありますが、ほとんどのMacユーザーにとって機能とメリットが非常にマッチするソフトと言えるでしょう。あなたのMacライフがより快適になる一助になれば幸いです。

  • シンプルなUI必要十分な機能で、初心者が最初に選ぶ一本として有力
  • トライアルで操作感を確認→納得したら有料へ。
  • 価格・対応OSは購入前に公式で再確認を。執筆時点で1,500〜3,000円弱(台数とサポート年数による)
  • ダウンロード(日本語公式)https://www.drbuho.com/jp/buhocleaner

最後に、本記事は、筆者の過去記事をご覧いただいたデベロッパーさんからアプリ紹介の依頼を受け、検証可能な事実(実UIの日本語メニュー・操作手順)に基づき作成しました。特定製品を過度に推奨する意図はなく、初心者が事故なく導入できる実務手順を優先しています。また、レビュー執筆のためのソフトウエア(完全版ライセンス)の提供を受けましたが金銭の授受は一切発生していないこともご報告しておきます。(ですので最終的には単なる一個人のブログ記事です)

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