Web-TechMacPC-Tech

【Mac】ターミナルの使い方と必須コマンド30選|zsh対応・2026年版

ec terminal 1 Web-Tech
この記事は約11分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

Macターミナル初心者ガイド

ターミナルはMacに標準搭載されているコマンドライン環境です。GUIではできない操作や自動化、開発作業を支える基盤ツールで、よく使うコマンドは限られているため、実例を見ながら覚えれば短期間で日常使いできます。
この記事では、実際の作業で頻繁に登場するコマンド30選を実例つきでまとめています。各カテゴリの解説と合わせて参照してください。
なお、macOS Catalina(10.15)以降、ターミナルのデフォルトシェルはzshになっています。本記事の内容はzsh環境を前提としていますが、基本コマンドはbash環境でもほぼそのまま使えます。

現在のOSには、「ターミナルエミュレータ」が標準で搭載されています。例えば、Macでは「ターミナル」アプリ、Windowsでは「PowerShell」や「Command Prompt」がそれに当たります。

【Amazon】お勧め関連書籍:[新版 zsh&bash対応]macOS×コマンド入門

ターミナルの起動方法(Mac

  • 方法① アプリケーション → ユーティリティ
    Finder で「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開きます。最もオーソドックスな方法です。
  • 方法② Spotlight 検索
    Command + Space で Spotlight を起動し、「ターミナル」と入力してReturnキーで開きます。
  • 方法③ Launchpad
    Launchpad を開き、検索バーに「ターミナル」と入力します。

起動すると、次のようなコマンドラインが表示されます。

username@hostname ~ %

username はログインユーザー名、hostname はMacの名前、~ はホームディレクトリ、% はzshのプロンプト記号(bashでは $)を意味します。コマンドはこの % の右側に入力します。

terminal 1
terminal 2
terminal

1. 基本コマンド

MacのターミナルはBSD/UNIXベースのため、LinuxやUNIX系の多くのコマンドが共通して使えます。まず覚えるべき基本コマンドはこちらです。

  • ls
    ディレクトリの中身を一覧表示します。
    ls -l で詳細表示、
    ls -a で隠しファイルも表示、
    ls -la で両方同時に確認できます。
  • cd
    カレントディレクトリを移動します。
    cd Documents/ で移動、
    cd .. で親ディレクトリへ、
    cd ~ でホームディレクトリへ戻れます。
  • pwd
    現在いるディレクトリのフルパスを表示します。迷ったときに使います。
  • clear
    ターミナルの画面をクリアします。
    ショートカット Control + L でも同じ操作ができます。
  • open
    ファイルやディレクトリをGUIで開くMac固有のコマンドです。
    open . でカレントディレクトリをFinderで開けます。

2. ファイル操作

  • touch
    空ファイルを新規作成します。touch newfile.txt
  • cp
    ファイルをコピーします。cp source.txt destination.txt
    ディレクトリごとコピーするときは cp -r srcdir/ dstdir/
  • mv
    ファイルを移動またはリネームします。
    mv oldname.txt newname.txt(同じディレクトリ内ならリネーム)。
  • rm
    ファイルを削除します。
    ディレクトリごと削除するには rm -r dirname/
    ⚠️ rm -rf は取り消し不可の強制削除です。誤操作するとゴミ箱にも残らないため、実行前にパスを必ず確認してください。
  • mkdir
    ディレクトリを作成します。
    mkdir -p parent/child/grandchild でネストしたディレクトリを一括作成できます。

3. テキスト操作

  • cat
    ファイルの内容をターミナルに表示します。
    cat file.txt。複数ファイルを連結して表示することもできます。
  • less
    長いファイルをページ単位でスクロール表示します。
    less file.txtqで終了。大きなログファイルの確認に向いています(cat との使い分けはファイルサイズで判断)。
  • head / tail
    ファイルの先頭・末尾のN行を表示します。
    head -20 file.txttail -20 file.txttail -f でリアルタイムにログを追えます。
  • nano
    初心者向けのターミナルテキストエディタです。
    nano file.txt で開き、Control+X で保存終了できます。
  • vi / vim
    高機能なテキストエディタです。サーバー作業での標準的な選択肢ですが、操作に慣れが必要です。入門者は nano から始めるのが無難です。
  • grep
    ファイル内のテキストを検索します。
    mugrep "keyword" filename.txt。パイプと組み合わせて使うことが多いコマンドです。
  • sort
    テキストを行単位で並び替えます。
  • wc
    ファイルの行数・単語数・バイト数をカウントします。
    wc -l file.txt で行数のみ確認できます。
  • awk , sed
    テキストの加工・変換に使う上級者向けのツールです。
    シェルスクリプトを書く際に登場します。

4. ネットワーク関連

  • ping
    ホストへの疎通確認です。ping google.com(終了は Control+C)。
  • ifconfig
    ネットワークインターフェースの詳細情報を表示するmacOS標準コマンドです。
    ifconfig en0 でWi-Fiの詳細を確認できます。
    ネットワークインターフェースとアドレス情報を表示します。
  • ipconfig getifaddr end0:※テストとデバッグ目的のみ
    Wi-FiのIPアドレスだけをシンプルに取得したい場合はこちらが手軽です。
  • networksetup -listallnetworkservices
    接続中のネットワークサービス一覧を確認します。
  • ssh
    リモートのコンピュータに安全に接続します。
    ssh username@remote-host。開発者やサーバー管理者が頻繁に使うコマンドです。
  • curl
    URLからデータを取得します。
    curl https://example.comcurl -I でHTTPレスポンスヘッダのみ確認できます。
bgt?aid=260406205131&wid=001&eno=01&mid=s00000000018030140000&mc=1 0

5. システム情報

  • top
    実行中のプロセスをリアルタイムで表示するmacOS標準コマンドです。
    q で終了します。
  • htop
    top の上位互換で視覚的に見やすいインタラクティブ版です。
    ※macOSには標準搭載されていないため brew install htop でインストールが必要です。
    macOS上では sudo htop で実行します。
  • df -h
    ディスクの空き容量を確認します。
    -h で人間が読みやすい単位(GB・MB)で表示されます。
  • du -sh
    ディレクトリのサイズを確認します。
    du -sh foldername/ で指定フォルダのサイズを確認できます。

6. アーカイブ・圧縮関連

  • tar
    ファイルやディレクトリをアーカイブ化・展開します。
  • gzip, gunzip
    ファイルを圧縮・解凍します。

7. 権限関連

  • chmod
    ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更します。
  • chown
    ファイルやディレクトリの所有者やグループを変更します。
  • sudo
    スーパーユーザーとしてコマンドを実行します。

8. パッケージ管理 ※使用には別途インストールが必要です

  • brew
    macOS向けのパッケージマネージャー「Homebrew」のコマンドです。標準搭載されていない多くのCLIツールを手軽にインストール・管理できます。
    まだインストールしていない場合は、ターミナルで以下を実行してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

インストール後の基本操作:

  • brew install パッケージ名:ツールをインストール
  • brew update:Homebrewとパッケージ一覧を更新
  • brew upgrade:インストール済みパッケージを一括アップデート
  • brew list:インストール済みパッケージを一覧表示

9. プロセス管理

  • ps
    実行中のプロセスを表示します。
  • kill
    指定したプロセスIDのプロセスを終了します。

10. その他の便利コマンド

  • history
    過去に入力したコマンドの履歴を表示します。
    Ctrl+R を押すと履歴をインクリメンタル検索できます(zshの便利機能)。
  • man
    コマンドのマニュアルを表示します。
    man lsls の詳細仕様を確認できます。q で終了します。
  • find
    ファイルやディレクトリを検索します。
    find . -name "*.txt" でカレントディレクトリ以下のtxtファイルを列挙できます。
  • alias
    コマンドのショートカットを作成します。
    alias ll="ls -la"ll と打つだけで詳細リストが出るようになります。
    .zshrc に書いておくと次回以降も有効です。
  • pbcopy / pbpaste
    クリップボードを操作するMac固有のコマンドです。
    cat file.txt | pbcopy でファイル内容をコピー、pbpaste で貼り付け内容を確認できます。
  • screen / tmux
    SSHセッションをバックグラウンドで維持するツールです。
    頻繁に使う場面が限られるため上級者向けとして位置づけます。

zsh の便利機能

macOS標準のzshには、コマンド入力を快適にする機能が内蔵されています。

操作機能
Tab キーコマンドやパスを補完(途中まで入力してTabを押す)
Ctrl + Rコマンド履歴をインクリメンタル検索
!!直前に実行したコマンドを再実行
!キーワード履歴から「キーワード」で始まるコマンドを呼び出す
~ホームディレクトリの略記(cd ~/Documents など)
Ctrl + C実行中のコマンドを強制終了
Ctrl + L画面をクリア(clear コマンドと同じ)

パイプで組み合わせる実例

パイプ(|)で組み合わせる実例

コマンドは |(パイプ)でつなぐことで、前のコマンドの出力を次のコマンドの入力として渡せる。これがターミナルの真骨頂。

# カレントディレクトリの .txt ファイルだけを表示
ls -la | grep ".txt"

# ログファイルのエラー行数をカウント
cat access.log | grep "ERROR" | wc -l

# コマンド履歴から git 関連の操作を絞り込む
history | grep "git"

# ディレクトリ一覧をサイズ順に並べ替える
du -sh */ | sort -rh

使用頻度の高いコマンド30選

これらはキーボードを手元に置いたまま操作できるため、早めに身につけておくと作業効率が大きく変わります。

以下が使用頻度の高い、知っておくべきコマンド30選です。

  1. ls: ディレクトリの内容をリスト表示。
    • ls -la: 現在のディレクトリのすべてのファイル・ディレクトリを詳細表示。
  2. cd: カレントディレクトリを変更。
    • cd ~/Documents: Documentsディレクトリに移動。
  3. pwd: 現在のディレクトリを表示。
    • pwd
  4. man: コマンドのマニュアルページを表示。
    • man ls: lsコマンドのマニュアルを表示。
  5. cp: ファイルやディレクトリをコピー。
    • cp source.txt destination.txt
  6. mv: ファイルやディレクトリを移動・リネーム。
    • mv oldname.txt newname.txt
  7. rm: ファイルやディレクトリを削除。
    • rm -r my_directory: ディレクトリごと削除。
  8. cat: ファイルの内容を表示。
    • cat file.txt
  9. nano or vi: テキストエディタでファイルを編集。
    • nano file.txt
  10. sudo: スーパーユーザー権限でコマンドを実行。
    • sudo nano /etc/hosts
  11. ps: 実行中のプロセスを表示。
    • ps aux | grep python
  12. top: 実行中のプロセスをリアルタイムでモニタリング。
    • top
  13. grep: テキストの検索。
    • grep "keyword" file.txt
  14. chmod: ファイルやディレクトリの権限を変更。
    • chmod 755 script.sh
  15. chown: ファイルやディレクトリの所有者を変更。
    • chown username:groupname file.txt
  16. curl: URLからデータを取得。
    • curl -O http://example.com/file.txt
  17. wget: URLからファイルをダウンロード。(要Homebrew)
    • wget http://example.com/file.txt
  18. ssh: リモートマシンに接続。
    • ssh user@remote.com
  19. ping: ネットワークの応答確認。
    • ping google.com
  20. ifconfig: ネットワークインターフェースの情報表示。
    • ifconfig
  21. find: ファイルやディレクトリの検索。
    • find . -name "file.txt"
  22. tar: アーカイブ・解凍ツール。
    • tar czf archive.tar.gz directory/
  23. history: コマンドの履歴を表示。
    • history
  24. df: ディスク使用量を表示。
    • df -h
  25. du: ディレクトリのサイズを表示。
    • du -sh directory/
  26. kill: プロセスを終了。
    • kill -9 12345: プロセスID 12345 を強制終了。
  27. alias: コマンドのショートカットを作成。
    • alias ll="ls -la"
  28. which: コマンドのパスを表示。
    • which python
  29. echo: 引数を出力。
    • echo "Hello, World!"
  30. date: 現在の日付・時刻を表示。
    • date

これらのコマンドはUNIXベースのシステムで一般的に利用されるものです。Macのターミナル操作においても、これらは頻繁に使用される基本的なコマンド群となります。

更新履歴

  • 2026-04-06:全体リライト
  • 2025-08-24:情報更新
  • 2023-08-18:初稿公開
【Amazon】お勧め関連書籍:[新版 zsh&bash対応]macOS×コマンド入門
k2zo_o

音楽クリエイター・Webコーダーとして活動後、現在はAI生成動画クリエイターとして絵本やオリジナル作品のAI動画制作を手がけています。
生成AIの実践活用・Web制作・DTM・Mac Tipsの情報を発信中。/お仕事のお問合せはContactページからどうぞ。

k2zo_oをフォローする
k2zo_oをフォローする
タイトルとURLをコピーしました