審査に合格してキーが発行されたのにPA-APIが使えない!?
Amazonアソシエイトプログラムの審査に合格し、待望のProduct Advertising API（PA-API）キーを手に入れたのに、エラーで使用できないというフラストレーションを感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、PA-APIとは何か、なぜ使用できない問題が発生するのか、そしてその対処法について詳しく解説していきます。
はじめに
Amazonアソシエイトプログラム（他で言うところのアフェリエイトプログラム）を開始するには、まずアソシエイトプログラムに申込みをし、運営しているウェッブサイトを登録した上で、規定期間内にウェッブサイトのテキストリンク経由で商品を3個売る必要があります。ここをクリアした上で、やっとウェッブサイトの審査がはじまります。そして審査に合格するとPA-APIキーを発行することができます。
Amazonアソシエイトプログラムに申し込むと、アソシエイトIDが発行されるので、そのIDを埋め込んだ商品リンク（テキストリンク）を作成し、ブログ等に設置します。
商品リンクを作成するときは、アソシエイトプログラムが提供しているアマゾンツールバーを利用すると簡単に商品リンクを取得できます。
PA-APIとは
PA-API（Product Advertising API）は、Amazonが提供する商品情報取得用のAPIです。このAPIを使用することで、Amazonの膨大な商品データベースにアクセスし、商品情報や価格、在庫状況などを取得できます。
アフィリエイターやウェブサイト運営者にとって、PA-APIは非常に重要なツールです。これを使うことで、自動的に商品情報を更新したり、カスタマイズされた商品リストを作成したりすることができます。
- 商品検索
- 商品詳細情報の取得
- カテゴリー情報の取得
- 商品レビューの取得
上記の画面は、このサイトで利用しているCocoonテーマで使用可能なショートコードでの設定例です。
これらの機能を活用することで、アフィリエイターは自身のサイトに魅力的な商品リンクを作成し、収益を上げる機会を増やすことができます。
リクエストエラーの問題
多くのAmazonアソシエイトプログラム参加者が、PA-APIの実装時にリクエストエラーに遭遇しています。特に、審査に合格してPA-APIキーを発行できたにもかかわらず、実際に使用しようとするとエラーが発生するケースが多く報告されています。
エラーの主な原因
このリクエストエラーの主な原因は、以下の2点に集約されます：
- アソシエイトIDの売上実績が不足している
- リクエスト制限に達している
1. アソシエイトIDの売上実績が不足
Amazonは、PA-APIの利用を許可する前に、そのアソシエイトIDで一定の売上実績を要求しています。この売上実績は、PA-API経由に限らず、アソシエイトIDを使用した全ての売上が対象となります。
3個売り上げてサイトの審査に合格し、PA-APIキーを取得しても、その後も何個か売上を発生していないとダメなようです。（ただ、何個なのか、金額なのか、は？？？です）
2. リクエスト制限に達している
Amazonは1日あたりのPA-APIリクエスト数に上限を設けています。初期状態では1日あたり8,640リクエストまでとなっています。この制限を超えると、「Too Many Requests」というエラーメッセージが表示されます。
リクエスト数の制限も売上と連動しているので結局は売上です。
PA-APIの重要性と今後の展望
PA-APIは、Amazonアソシエイトプログラムを効果的に活用するための重要なツールです。商品情報の自動取得や更新、カスタマイズされた商品リストの作成など、様々な用途に使用できます。
しかし、2019年のポリシー変更以降、PA-APIの利用にはより厳しい条件が課されるようになりました。
上記リンク先の解説にもあるように：
PA-APIより取得した商品リンク経由の発送済み商品売上が過去30日以内に発生していない場合、PA-APIをご利用いただけなくなる恐れがございます。
ということらしいので、アマゾンのPA-APIでショートコードを設定した場合：
30日以内に1つも商品が売れなかった場合、突然こうなってしまうということです。
商品がある程度売れていても、こちらの方のような場合もあるようなので…難しいですね。
まとめ
PA-APIのリクエストエラーは、主にAmazonの厳格な利用条件とリクエスト制限に起因しています。これらの問題を解決するためには、まずアソシエイトIDでの売上を作り、Amazonの利用条件を満たすことが重要です。
現在、PA-APIキーが動作していて毎月コンスタントにAmazonの売上がある方以外は、PA-API（またはアマゾンアソシエイト）にこだわらないほうが良さそうです。
下図のようにアマゾンの商品リンクとそれ以外を分けるのも一つの手です。
