CapCutでYouTubeの収益化は可能!
CapCutを使って動画を収益化・商用利用したい場合、注意すべきポイントは2層あります。
①素材の権利:商用利用で問題になりやすいのは「CapCutで作ったこと」ではなく、動画内で使ったBGM・効果音・フォント・テンプレ・外部素材の権利です。
②2025年6月ToS改定:CapCutは2025年6月に利用規約を大幅改定し、アップロードしたコンテンツに対してCapCut側が世界的・永続的・ロイヤリティフリーのライセンスを取得できるようになりました。クライアント案件や機密コンテンツをCapCutにアップロードすること自体にリスクが生じています。
この記事では、収益化YouTube・広告・企業SNS・案件納品など用途別のOK/NG判断フロー、公開前チェックリスト、および現時点での地政学的リスクをまとめます。

CapCutの魅力と商用利用に関する誤解:収益化はできる?できない?
CapCutはスマホとPCの両方で使える完全無料の動画編集ツールです(Pro版もあります)。操作が直感的で使いやすく、テンプレートやエフェクト、BGM素材がたくさん揃っているので、初心者でもクオリティの高い動画を簡単に作ることができます。
CapCutが選ばれる理由:初心者でも使いやすい機能
CapCutはスマホ・PCの両方で使える動画編集ツールです(Pro版あり)。直感的な操作とテンプレート・BGM・エフェクトの豊富さで、初心者でもクオリティの高い動画を手軽に作れます。

CapCutの商用利用に関する誤解:本当はどうなの?
昔はCapCutの利用規約に商用利用について明確な記載がなかったため、多くの人が商用利用できないと誤解していました(ググってもほとんどがそういう見解でした)。しかし、上述のブログ記事(24/10/22)によれば日本人ユーザーの認識と海外ユーザーの認識が全く違うようです。また、この方はメールにより直接確認されているようなので商用利用が可能であることが明確なようです。
- 誤解1:CapCutで作った動画は商用利用できない
→ ツールとしての使用自体は商用利用可能です。問題になるのはツールではなく、動画内で使った素材の権利です。 - 誤解2:CapCutで作った動画でお金を稼げない
→ YouTube収益化(広告ON)はツールとしては問題ありません。ただし使用したBGM・テンプレ内素材の権利確認が必要です。 - 誤解3:CapCutの素材は商用利用できない
→ アプリ内素材はCapCut Materials License Agreementに基づき一定の商用利用が認められていますが、TikTok楽曲など著作権のある素材は除きます。
⚠️ ただし、2025年6月のToS改定により、アップロードしたコンテンツ自体をCapCut側が商用利用できる点に注意が必要です(後述)。

最近ではCapCut公式の発表(デスクトップ版Capcut for Business)によって、商用利用のルールが説明され、誤解が少しずつ解消されてきました。(ただし、未だに曖昧であることは否めません)
2025年6月ToS改定:アップロード自体のリスク
2025年6月ToS改定:アップロードするだけでリスクが生じる
CapCutは2025年6月12日に利用規約を大幅に改定しました。「CapCutで作った動画を収益化できるか」という従来の論点に加え、**「CapCutにアップロードしたコンテンツをCapCut側が商用利用できる」**という逆方向のリスクが生じています。
改定の主な内容:
- アップロードされたコンテンツは「非機密」として扱われる
- ByteDanceとその関連会社は、そのコンテンツを世界的・永続的・ロイヤリティフリー・取消不可のライセンスで使用・改変・配布・商用利用できる
- 未公開の下書きや削除済みコンテンツにも適用される
- 顔・声・氏名などのバイオメトリクスも商用利用の対象になりうる
個人のYouTube動画であれば影響は限定的ですが、クライアント案件・企業ブランド素材・NDA対象コンテンツをCapCutにアップロードすることは、クライアントとの契約違反になる可能性があります。
プロ案件や企業での利用では、Adobe Premiere Pro・Final Cut Pro・DaVinci Resolveなどオフライン処理のツールを検討してください。
CapCutの商用利用:最新情報と収益化の可能性
CapCutの商用利用に関する最新情報
- ツールとしての使用: CapCut(アプリ・デスクトップ版)でのコンテンツ作成自体は商用利用が認められています。利用条件はCapCut Materials License Agreementで定められています(CapCut公式サイトで確認)。
- 素材の取り扱い: アプリ内BGM・テンプレート由来の素材は商用利用が可能なものも多いですが、TikTok楽曲や著作権保護素材は除外されます。出どころの記録が重要です。
- 2025年6月以降の注意点: 利用規約改定により、アップロードしたコンテンツへのCapCut側の広範な利用権が生じています(前セクション参照)。
- フェアユースについて: 英語圏では「フェアユース」の概念があり、一定条件下で著作物を使用できますが、日本にはこの概念がありません。英語圏の情報を参考にする際は注意が必要です。
CapCutでYouTube収益化を目指すための注意点
1. 最新情報をチェックすること
利用規約や公式の発表は変更されることがあります。特に商用利用の規約はCapCutの公式サイトで定期的に確認してください。
2. 素材の権利を確認すること
CapCut以外のBGM・画像・動画を使う場合、商用利用可否・クレジット表記要否・改変の可否を確認し、記録しておきましょう。
3. 著作権について理解すること
商用利用が許可されている素材でも著作権は残っています。クレジット表記が必要なものは忘れずに対応してください。
4. アップロードするコンテンツに注意すること
2025年6月のToS改定以降、CapCutにアップロードしたコンテンツはCapCut側に広範な利用権が生じます。クライアント素材・機密コンテンツのアップロードは避けてください。
やっぱり第一の選択肢は有料動画編集ツールです!
有料ツールならば商用利用の問題に頭を悩ませることもありませんので第一選択肢はやはり有料ツールを利用すことです。
| ツール名 | 特徴 | 価格(2026年4月時点) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| Adobe Premiere Pro | プロ向けの定番ツール | 月額3,280円〜(単体プラン) | 高機能・拡張性・豊富なチュートリアル | 高価・初心者には難しい |
| Final Cut Pro | Apple製品と相性抜群 | 50,000円(買い切り)/Apple Creator Studio月額1,780円〜 | 高性能・直感的操作・エフェクト豊富 | Mac専用 |
| DaVinci Resolve | カラーグレーディングに強い | 無料版あり / Studio版48,980円(買い切り) | 高機能で無料でも十分 | 学習コストが高い |
| Filmora | 初心者に優しい編集ツール | 永続ライセンス8,980円〜 | 簡単・豊富な素材 | プロ編集には機能不足 |
どのツールを選ぶかは、自分が何を求めているかによります。
- Adobe Premiere Pro
- プロ並みの動画制作が可能
- 高機能・拡張性あり
- 高価で初心者には難しい
- Final Cut Pro
- Apple製品との相性が良い
- 高性能でエフェクトも豊富
- Mac専用でWindowsでは使用不可
- DaVinci Resolve
- 無料でもプロ並みの機能を使える
- カラーグレーディングに強い
- 学習コストが高い
- Filmora
- 初心者向けで使いやすい
- コストを抑えつつ素材やテンプレートが豊富
- プロ向けの編集には機能不足
それぞれのツールの特徴を考慮し、自分の目的に最適なものを選んでください。
動画制作に使えるフリー素材サイト
良い動画を作るためには、BGMや効果音、画像などの素材がとても重要です。ここでは、商用利用ができるおすすめのフリー素材サイトを紹介します。
- 音楽素材: DOVA-SYNDROME、効果音ラボ、甘茶の音楽工房。これらのサイトでは、無料で使えるBGMや効果音がたくさん見つかります。
- 写真素材: Pixabay、Unsplash、PAKUTASO。高画質の写真が豊富で、自由に使うことができます。
- イラスト素材: いらすとや、イラストAC。かわいいイラストやプロ仕様のイラストがたくさんあります。
- 動画素材: Mixkit、Pexels Videos。高品質の動画素材を無料で手に入れることができ、商用利用も可能です。
これらのサイトを使うときは、必ず利用規約を確認して、ルールを守りながら使いましょう。例えば、無料で使用できる素材でも、クレジット表記が必要な場合があります。これを怠ると著作権侵害になる可能性があるので、注意が必要です。そうすることで、後でトラブルになるのを避けられます。

CapCutの将来性:地政学的リスクと代替案(勝手な余談)
CapCutはByteDanceによって開発・提供されている動画編集アプリです。ByteDanceはTikTokも運営しており、近年、米国政府との関係が緊張状態にあることが報道されています。この状況は、CapCutの将来性にも影響を与える可能性があり、動画制作者はリスクヘッジの観点から慎重に判断する必要があります。
米国政府とByteDanceの緊張関係:CapCutへの影響は?
米国政府は、TikTokを含む中国系アプリの国家安全保障上のリスクを懸念しており、データセキュリティやプライバシー保護の観点から規制を強化する動きを見せています。いくつかの州では、政府機関のデバイスでのTikTokの使用が禁止されています。(日本は、今のところ大丈夫ですがいつアメリカに追従するかはわかりません)
これらの規制は、現時点ではCapCutに直接的な影響を与えていませんが、将来的に同様の措置が取られる可能性は否定できません。万が一、CapCutの使用が制限された場合、動画制作者は編集ツールを変更せざるを得なくなり、作業効率の低下や再学習のコストが発生する可能性があります。
CapCut利用の判断:リスクとメリットを天秤にかけて
CapCutは無料かつ高機能で、初心者にも使いやすいという大きなメリットがあります。しかし、地政学的リスクを考慮すると、長期的な利用には不確実性が伴います。
リスクヘッジ:有料編集ソフトの検討
CapCutの地政学的リスクを懸念する場合、最初から有料の動画編集ソフトを使用するのも一つの選択肢です。有料ソフトは一般的に機能が豊富で、安定したサポート体制が提供されているため、長期的な視点で考えるとメリットが大きい場合があります。
まとめ
地政学的リスクと今後の見通し(参考情報)
CapCutはByteDance(TikTok運営)が開発しており、米国・中国間の規制問題の影響を受けています。
- 2025年1月19日: PAFACA法の施行によりCapCutはTikTokとともに米国アプリストアから一時削除
- 2025年1月21日: トランプ大統領の執行猶予措置により復活。現在(2026年4月)は米国でも通常利用可能
- インド: 2020年から恒久的に禁止。現在も解除されていない
- 日本: 現時点で規制なし。ただし米国の動向次第でリスクは変化する
長期的にCapCutを業務利用するなら、Adobe Premiere Pro・Final Cut Pro・DaVinci Resolveなど代替ツールを並行して習得しておくことを推奨します。
CapCutで動画編集を始めよう!でも…
CapCutはYouTube収益化・企業SNS・副業案件など幅広い用途に使える動画編集ツールです。ただし、2つの観点から注意が必要です。
①素材の権利管理: 使用するBGM・テンプレ・外部素材が商用利用可能かを確認し、出どころを記録しておくことが基本です。
②ToS改定(2025年6月): アップロードしたコンテンツへのCapCut側の利用権が拡大しています。個人の動画なら影響は限定的ですが、クライアント案件や企業ブランド素材には注意が必要です。
商用利用の問題を気にせず使いたい場合は、Adobe Premiere Pro・Final Cut Pro・DaVinci Resolveなどの有料ツールが確実です。
この記事は、ネットの情報や公式サイトを調べた上で書いていますが万が一内容に間違いがある場合は、フォームよりご連絡ください。(サイトの運営上コメントを開放していません)
結論:CapCutの商用利用は「素材次第」
最短で判断する早見(ざっくり)
- 自分で撮影した素材+自作音源+商用OKフォント → リスク低
- テンプレ/BGM/外部素材に依存 → 確認不足だとリスク上昇
- 広告配信・案件納品 → “万一の差し止め”影響が大きいので、運用ルール必須
判断フロー(YES/NOで分かる)
迷ったらこの順に確認します。
- 収益化(広告ON)・企業活動(PR/広告配信)・案件納品ですか?
YES → 以降は厳しめ運用(証跡・チェックリスト必須) - 動画内に BGM/効果音 を入れますか?
YES → その音源の出どころ(アプリ内/外部/購入/自作)を記録 - テンプレを使っていますか?
YES → テンプレ内の素材(音・画像・フォント等)の扱いを確認・記録 - 外部素材(画像・動画)を使っていますか?
YES → 「商用可」「クレジット要」「改変可」など条件を確認 - フォントは商用利用OKが明確ですか?
NO → 安全側に倒して差し替え
ケース別
YouTube収益化(広告ON)はOK?
- 基本は 素材次第。特に BGM/効果音/テンプレ由来の素材が要注意
- 公開前に「素材の出どころ」を必ず記録し、差し替え可能な構成にする(運用で勝つ)
企業SNS(PR/広告配信)で使っていい?
- 配信停止・差し止めの影響が大きいので、チェックリスト運用(下記)を固定化
- “音”が一番燃えやすいので、BGMは特に慎重に
クライアント案件(納品)で注意する点
- 素材の証跡(出どころ・条件)を納品物と一緒に渡せる状態に
- 「後から差し替えやすい」編集設計(BGM無し版の書き出し等)を用意
公開前チェックリスト(10項目)
- 動画の用途は?(収益化/広告/案件/社内)
- BGM/効果音の出どころを記録したか(名称・URL・購入証跡)
- テンプレ使用の有無、テンプレ名を記録したか
- 外部素材(画像/動画)の利用条件を確認したか(商用/改変/クレジット)
- フォントの商用可否が明確か
- ロゴ・商標・人物(肖像権)の扱いに問題がないか
- 引用がある場合、引用要件(必要最小限・出典)を満たしているか
- クライアント案件なら、素材条件を共有できるか
- 指摘が来た時に差し替えできるよう、BGM無し版を保持しているか
- 公開前にタイトル/概要欄/クレジット(必要なら)を整備したか
指摘が来た時の初動(テンプレ)
- まず 非公開/限定公開へ(被害拡大を止める)
- 問題箇所が「音」か「外部素材」か切り分け
- 代替素材へ差し替え → 再公開
- 証跡(素材名・入手元・条件)を整理して、必要ならプラットフォーム側の手続きへ
FAQ
- QCapCutで作った動画はYouTubeで収益化できますか?
- A
ツールとしてのCapCutではなく、動画内の素材の条件で決まります。特にBGM/テンプレ/外部素材を確認してください。
- Qアプリ内のBGMは商用でも安全ですか?
- A
“出どころと条件”の確認が必要です。案件・広告配信では証跡を残す運用が安全です。
- Qテンプレを使った場合の注意点は?
- A
テンプレ内の音・画像・フォント等が混ざるため、テンプレ名の記録と、差し替え可能な構成が有効です。
- Q企業の広告(配信)で使えますか?
- A
使う素材次第です。影響が大きいのでチェックリスト運用を推奨します。
更新履歴
- 2026-04-06:全体リライト
- 2026-01-03:初稿公開



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