DNSサーバーにTXTレコードを追加する方法
TXTレコードは、DNSに登録できるテキスト形式のレコードで、ドメイン所有権の証明・メール認証・各種サービスの設定確認など、幅広い用途で使われます。Google Search Consoleへの登録やSPF・DKIM・DMARCの設定時に「TXTレコードを追加してください」と案内されることが多く、初めて触る場面で戸惑う人も少なくありません。
この記事では、TXTレコードの基本からムームードメインでの具体的な追加手順まで、順を追って解説します。

TXTレコードとは
TXTレコードはDNS(ドメインネームシステム)レコードの一種で、テキスト形式のデータをドメインに関連付けるために使用します。名前の通り「任意のテキスト」を登録できますが、実際には各サービスが定めた決まった書式の文字列を入力するケースがほとんどです。
代表的なTXTレコードの書式例を示すと、次のようになります。
ドメイン所有権の確認(Google Search Console)
google-site-verification=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
メール送信者の正当性確認(SPF)
v=spf1 include:_spf.google.com ~all
メール改ざん検知(DKIM)
v=DKIM1; k=rsa; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQEBA…
いずれも、サービス側から「このレコードをDNSに追加してください」と指示される形で使います。自分で内容を考えるのではなく、指定された文字列をそのままコピーして登録するのが基本です。
主な用途別ユースケース(3ユースケース)
- ドメイン所有権の検証: 多くのオンラインサービスやウェブツールは、ユーザーが特定のドメインの所有者であることを確認するためにTXTレコードを使用します。これにより、不正アクセスや詐欺を防ぐことができます。
- 特定のサービスやプロトコルの設定:
例えば、Google WorkspaceやOffice 365などのクラウドサービスでは、サービスを正しく設定するために特定のTXTレコードの追加が求められることがあります。 - メールセキュリティの強化:
- SPF(Sender Policy Framework): メール送信者が正当であることを証明するために使用され、スパムやフィッシングから受信者を保護します。
- DKIM(DomainKeys Identified Mail): メールが改ざんされていないことを確認するために使われ、メールの真正性を保証します。
- DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance): SPFとDKIMを組み合わせ、メール認証ポリシーを提供し、メールの信頼性をさらに向上させます。
Google Search Consoleのドメイン所有権確認
- Search ConsoleでTXTレコードが求められる場面
- 具体的なレコード値の形式(
google-site-verification=〇〇) - 設定後の確認ボタンの操作

各種サービスのドメイン認証(Shopify・Google Workspaceなど)
- Shopifyのドメイン接続時に必要なTXTレコードの例
- 汎用的な手順として読み替えが効く書き方に
メール認証(SPF / DKIM / DMARC)
- SPF:送信元IPを承認するレコード
- DKIM:送信したメールの改ざん検知
- DMARC:SPF+DKIMの結果に基づくポリシー設定
TXTレコードの追加手順
6ステップの手順(ログイン→ドメイン選択→DNS設定→レコード追加→入力→保存)
- DNS管理ツールへのログイン:
DNSレコードは、ドメイン登録業者が提供するDNS管理ツールを通じて管理されます。まずは、そのツールにログインします。 - ドメインの選択:
管理するドメインを選択します。 - DNS設定へのアクセス:
「DNS管理」や「DNS設定」のようなセクションにアクセスします。 - TXTレコードの追加:
「レコード追加」や「新しいレコード」のオプションを探し、TXTレコードを選択します。 - レコードの詳細の入力:
必要な情報(ホスト名、TTL、値など)を入力します。特に「値」の部分には、追加したいテキスト情報を正確に入力する必要があります。 - 変更の保存:
全ての情報を入力した後、変更を保存します。
設定後の確認と注意点
- 伝播時間:
DNSレコードの変更は即時には反映されません。「通常1〜48時間」かかることがあります。 - 正しいフォーマットの使用:
TXTレコードには特定のフォーマットが求められる場合があります。例えば、SPFレコードでは正しい構文を使用する必要があります。 - レコードの重複に注意:
既に同じ目的のTXTレコードが存在する場合は、重複を避けるために既存のレコードを編集するか、新しい情報を追加する前に確認してください。
DNS伝播の確認方法:nslookupコマンドまたはオンラインツール(DNS Checker等)で確認する手順を追加 - よくあるミス:
値に余分なスペースが入る、引用符の扱い、既存レコードとの重複
nslookup -type=TXT yourdomain.com
ムームードメインでの追加手順
このサイトではドメイン管理にムームードメインを利用していますので、ムームードメインでのTXTレコード追加手順について、ステップバイステップで解説します。
ムームードメインでTXTレコードを追加する手順
- ムームードメインにログイン: まずムームードメインのウェブサイトにアクセスし、アカウントにログインします。
- ドメイン管理:ムームーDNSへのアクセス: 管理しているドメインリストが表示されます。TXTレコードを追加したいドメイン名の隣にある「変更」ボタンをクリックします。
- カスタム設定へ移動: 「カスタム設定」ボタンをクリックします。
- TXTレコード詳細の入力:
- サブドメイン: 空白でOKです。
- レコードタイプ: ドロップダウンメニューから「TXT」を選択します。
- 内容: 追加したいTXTレコードの値を入力します。例えば、「v=spf1 include:example.com ~all」などです。
- 優先度: 空白でOKです。
- 設定の保存: 「セットアップ情報変更」ボタンをクリックして設定を完了します。


ムームードメインでのTXTレコードの追加は、上記の手順に従って行えば簡単です。ただし反映されるまでに多少の時間がかかる場合もあるようなのでご注意を。


まとめ
TXTレコードの追加はドメイン管理の基本操作ですが、設定ミスや伝播待ちで焦ることが多い場面でもあります。手順通りに入力したうえで、nslookupやDNS Checkerで反映を確認してから次のステップに進むのが確実です。ムームードメインの場合は「カスタム設定」画面から操作し、保存後は少し時間を置いてから確認することをおすすめします。
更新履歴
- 2026-04-09:一部リライト
- 2026-04-05:情報更新
- 2024-01-12:初稿公開






