Nicolette Larson – LOTTA LOVE
個人的にオススメしたい80年代〜90年代までの洋楽曲を紹介しています。特に最近ボカロ曲(またはボカロP曲)をメインで聴いている若い方には「古き良き洋楽」をぜひ一度聴いてほしいです。
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「LOTTA LOVE」。1978年、Nicolette Larsonのデビューアルバム「Nicolette」に収録されたこの曲は、一度聴いたら忘れられない魅力に溢れています。爽快感溢れるメロディー、心地よいハスキーボイス、そしてウエストコースト・サウンドを象徴するようなブラスアレンジ。Nicolette Larson自身を代表する楽曲であり、時代を超えて愛され続ける名曲と言えるでしょう。
この曲は、フォークロックの大御所、ニール・ヤングが作詞作曲し、彼のアルバム「Comes a Time」にも収録されています。元々ニール・ヤングの作品として誕生したこの曲ですが、実際に大ヒットとなったのはNicolette Larsonによるカバー版でした。Nicolette Larsonのバージョンは、ニール・ヤングとはまた異なる魅力を放ち、全米チャート6位を記録する大ヒットとなりました。
イントロから心を掴まれます。軽快なピアノに導かれ、華やかで迫力のあるブラスセクションが加わると、一気に世界観が広がります。太陽が降り注ぐカリフォルニアの風景が目に浮かび、自然と体が動き出すような高揚感に包まれます。
そして、Nicolette Larsonの少しハスキーで温かみのある歌声が、この曲をさらに特別な輝きを与えています。力強くも優しく、聴く人の心に寄り添うような歌声は、まさに唯一無二。ニール・ヤングのオリジナルバージョンとは異なる、彼女ならではの表現で、楽曲に新たな生命を吹き込んでいます。
「LOTTA LOVE」の魅力は、時代を超えて愛される普遍性にもあります。70年代のウエストコースト・サウンドを色濃く反映しながらも、古臭さを感じさせないのは、楽曲そのものの持つパワーと、Nicolette Larsonの才能が融合した結果と言えるでしょう。
ドライブのお伴に、休日のリラックスタイムに、あるいは少し元気が出ない日に。Nicolette Larsonの「LOTTA LOVE」は、どんな場面にもそっと寄り添い、心を晴れやかにしてくれる魔法のような曲です。ぜひ一度、その魅力に触れてみてください。
1978年にワーナー・ブラザース・レコードからソロ・デビューを果たし、1980年代中期にはカントリーの分野でも活動した。
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